「ラグジュアリー×モダン」ホテルライクなショールームオフィス

トロフィーやカップ、メダルといった表彰記念品の企画製造販売を手がけるジャパンプライズ株式会社様。お客様が実際に商品を手に取ってご覧いただける「ショールームを兼ねたオフィス」への移転プロジェクトをお手伝いいたしました。
 
官公庁や大使館、学校法人、企業の重役の方々が多く来社されることから、「ラグジュアリー×モダン」をデザインテーマに掲げ、木目を基調とした重厚感あふれるホテルのラウンジのような空間を目指しました。
 
エントランスの奥に広がるのは、このオフィスの顔とも言える造作のショーケースです。ジャパンプライズ様が手掛ける数々の商品が並び、訪れる方を迎えるエントランスウォールとして、その魅力を最大限に表現しています。
 
ショールームから続く商談スペースは、ホテルのカフェテリアをイメージしました。分割可能なテーブルを配置することで、少人数から大人数まで、多様な商談スタイルに対応可能です。ショールームと商談スペースの間には、空間を緩やかに区切るようにオリーブの木を配しました。オリーブの木は「平和」や「勝利」を象徴する花言葉を持ち、古代オリンピックで勝者に授与されたオリーブ冠の由来ともなっていることから、表彰品を扱うジャパンプライズ様の事業にふさわしいシンボルとして空間に彩りを添えています。
 
今回の物件は三面窓という採光に優れた好条件でしたが、一方で外気や太陽熱の影響を受けやすく、空調設置位置が限られるという課題もありました。そこで、当初お客様からご要望いただいたレイアウトから大きく変更し、ショールームと商談スペース、執務空間を前後に配置する計画を採用。自然光を最大限に活かしつつも、外気の影響を受けにくい配置を実現しています。
 
ラグジュアリーな空間へのこだわりを追求しつつも、コスト削減にも注力し、デザインとコストの両立を追求した今回のプロジェクト。この新たなオフィスが、お客様との出会いを豊かにし、さらなる飛躍の拠点となることを願っております。