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2026.1.22

2026年オフィストレンド予想 —今、求められているオフィスの創り方

2026年オフィストレンド予想 —今、求められているオフィスの創り方

―アンケートから読み解く、これからの「働く場」の最適解

オフィスデザインの最前線に立つ弊社の設計メンバーへのアンケートを実施しました。2026年に向けて、オフィスは単なる「」から、企業の未来を創る「戦略的拠点」へと進化しています。現場のリアルな声から見えた最新トレンドをお届けします。

 

▼目次

1. 2025年の振り返り|象徴するキーワードは「快」と「環」

2.ニーズの変化|2024年対比でみるオフィスの現在地

3.2026年への展望:重要視されるのは○○なオフィス

4.2026年増えると思う「空間・デザインの方向性」

5. まとめ

 

1. 2025年の振り返り|象徴するキーワードは「快」と「環」

2025年の振り返りとして「オフィスデザインを漢字一文字で表すと?」という質問をしたところ、複数の選択肢の中で、同率で「」と「」の2文字が選出されました。この結果は、昨今のオフィスに求められる価値が「機能」から「心地よさ」と「社会的意義」へと大きくシフトしている現状が読み取れます。

 

 

【快】—ワーカーの心身を整える「快」適さ

オフィスを、単なる作業の場ではなく、「ワーカーの幸福度(ウェルビーイング)を高める場所」と捉える動きが定着しつつあると考えられます。

 

実際のプロジェクトにおいても、「居心地の良い空間」というキーワードを耳にする機会が多いなと感じました。これは、従来の「会社=仕事をするために我慢する場所」という固定概念が崩れ、「自宅やカフェ以上にリラックスでき、かつ仕事に没入できる環境」が求められている証拠だといえます。

 

具体的には、オフィス全体の照度を見直したり、触り心地の良い素材を選定したりと、社員や来訪者が五感で快適と感じ、自然と心からリラックスできるような、トータルな空間体験を設計したいという要望が顕著に目立っている印象でした。

 

 

コメント・一部抜粋

・居心地の良い空間というキーワードを聞く機会が多かったからです。

・担当する案件の規模的に個人ブースを採用するというよりも、
今のオフィスよりも明るくし、人数が入るようにフリアド・島型としてほしいという要望が多いためです。

・社員の皆様や来訪者の方々に快適な空間を届けたいというお客様が多い印象を持ちました。

 

 

【環】―社会と未来へ繋がる「環」境配慮

企業としての姿勢をデザインで示す「サスティナブルなオフィス構築」がもはや標準仕様になりつつあると予想されます。

 

 

コメント・一部抜粋

・オフィスも働く社員も環境に配慮したものが多くなったからです。

・環境を整えるための依頼が多かったように感じたためです。

・循環の意味で選びました。今後もサステナブル商材が重要視されていくと考える為です。

・福祉案件が多かったので、環境を整えるの「環」を選びました。

 

 

2.ニーズの変化|2024年対比でみるオフィスの現在地

2024年と比較したニーズの変化について調べたところ、やや変化した」が約54%、「あまり変化していない」が約46となりました。

 

 

コメント・一部抜粋

「やや変化した」

・カフェ風やスタバ風、緑化 など 聞かなくなったワードがあるからです。

・コロナ自粛以降は、人の流れもオフィスに戻って来て働く環境が変わってきたと思います。

・在宅勤務が増える中、出社したくなるオフィスデザインを求める方が増えたと感じています。

・アフターコロナから、テレワークが推進されていました。しかし大企業もまた出社が増えたりと、変化しつつあるように感じます。


「あまり変化していない」

・レイアウトや使い方は、コロナ以降、個からチームに戻ってきていて、その中でもフレキシブルさや柔軟性は2024年から引き続き継続されているように感じます。

・丸みのある安心感や安定感のあるものが多かったと思います。

 

 

3.2026年への展望:重要視されるのは○○オフィス

次に、2026年に重要になると思うオフィスづくりにおいて、どのようなコンセプトが重要になるか調査したところ、上位3項目で全体の約65%を占める結果となりました。

 

■⒈コミュニケーションを誘発する「集心力」(46.2%)

人が集まりたくなるオフィス」が約半数の支持を集め、トップとなりました。リモートワークが定着した今、出社することの最大のメリットは「対面での繋がり」です。46%という高い数値は、オフィスが単なる「作業場」ではなく、社員の熱量を高める「集いの場」として再定義されることを示しています。

 

 

コメント・一部抜粋

・オフィス環境(照明、温度、音響)、企業の信念や独自の文化(偏愛)を空間全体のデザイン、「安らぎ」を感じる空間などが求められるようになると思います。

・お客様からの要望で多いと感じます。

・2025年同様、わざわざ出社してでもオフィスで仕事がしたくなるような居心地の良いオフィスの需要がもっと広がると考えるためです。

・出社を増やす企業が増えてきたので、行きたいと思える会社作りが必要だと思ったからです。

・働き方が変化する中で出社する価値のあるオフィス提案が必要だと感じます。

 

 

 

■⒉「ウェルビーイング」の深化(38.5%)

居心地のよいオフィス」が38.5%と、2位にランクインしました。前年のキーワード「快」を汲み取りつつ、さらに一歩進んだ「ウェルビーイング」への関心の高さが伺えます。緊張感のある空間よりも、心身ともにリラックスしてパフォーマンスを発揮できる環境が求められているのでしょう。

 

 

コメント・一部抜粋

・什器メーカーや、仕上のバリエーションがくすみカラー押しで、自宅のリビングにいる感覚が増えてきてるからです。

・企業らしさを表現したいという意見よりも、今のオフィスの雰囲気よりも明るくしたいなどの要望の方が多いためと感じるからです。

・人材不足の中、人を大切にする企業なら居心地のいい空間を求めると思います。

 

 

■⒊アイデンティティを体現するブランディング(30.8%)

企業らしさが伝わるオフィス」が3割の票を集めました。どの企業も同じようなデザインにするのではなく、自社独自のカルチャーやビジョンを空間に落とし込みたいというニーズが顕在化しています。採用強化や社員のエンゲージメント向上において、オフィスは「企業の顔」としての役割がこれまで以上に強まっていくことが予想されます。

 

 

コメント・一部抜粋

・その「企業らしさ」が伝わるエントランスデザインとなることが多い印象です。

・コーポレートカラーを取り入れた企業らしさが伝わるデザインを気に入ってくださるお客様が多い印象です。

 

 

■効率化の先にある「シームレスな体験」

アンケートの「その他」の回答では、「ITソリューションを活用したオフィス」という、これからの時代に欠かせない視点も挙げられました。2026年に向けて、デザインの美しさだけでなく、テクノロジーによる「ストレスフリーな環境」がオフィスの付加価値を左右すると考えることができます。

 

 

コメント・一部抜粋

・オフィスに出社する人が戻ってきている今、様々なソリューションの揃ったオフィスにこそ有意義に事務所での業務を行える、かつ在宅ワークとの違いを見出せるポイントになると考えます。家具メーカーもイスやデスクの販売を超えて、ITシステムの開発製作の販売など、買い切り商品に囚われず、持続的な商品も増えてきているとも感じた理由です。

 

 

4.2026年に増えると思う「空間・デザインの方向性」

最後に、2026年に具体的にどのようなデザインがオフィスの主流となるのかアンケートいたしました。アンケート結果から自然素材」「カフェ・ホテル要素」「非日常感の3つが大きなキーワードと考えました。

 

■⒈自然界の揺らぎを取り入れる「バイオフィリック・シフト」(46.2%)

木目」「カフェのような空間」「グリーン」が同率トップとなりました。AIやデジタル化が加速する揺り戻しとして、植物や木目といった「生きた素材」へのニーズが極めて高まっています。単なる装飾ではなく、ワーカーの「健康(ウェルビーイング)」を支え、癒しを与えるインフラとして、自然由来のデザインが不可欠となっていることがわかります。

 

 

コメント・一部抜粋

・AIが進む昨今ですが植物などの自然はワーカーに癒しを与えてくれるアイテムです。ワーカーの「健康」を考えた空間が増えるのではと予想します。

 

 

■⒉「家以上、オフィス未満」のサードプレイス化(30.8%~)

ホテルライクやくすみカラー、リビングのような感覚など、住宅や商業施設のクオリティをオフィスに持ち込む動きが強まっています。「家とは異なった雰囲気で仕事ができるデザイン」が求められる一方で、良い意味で「会社らしくない」パブリックな雰囲気がトレンドとして挙げられます。集中とリラックスの境界線をシームレスに繋ぐデザインが支持されています。

 

 

コメント・一部抜粋

・良い意味で”会社らしくない”空間、オフィス全体がパブリックな雰囲気のオフィスがトレンドだと感じているからです。

 

 

■⒊「温かみのあるモダン」へのアップデート

モノトーン(7.7%)やインダストリアル(15.4%)といった従来のトレンドも、単に無機質なものではなく、木目を掛け合わせた「温かみのあるモダン」へと進化していると感じます。

 

5.まとめ|2026年、オフィスは「企業価値を高める戦略拠点」へ

今回のアンケート結果から、オフィスは単なる作業の場ではなく、企業の価値や働き方を体現する戦略的な拠点として捉えられつつあることがうかがえます。2026年に向けては、人が自然と集まり、コミュニケーションが生まれる空間や、企業らしさ・カルチャーが伝わるオフィスへの関心が高まっていく可能性が示されました。自然素材やホテルライクな要素を取り入れたデザイン、ITを活用したストレスの少ない環境づくりも、今後のオフィス価値を考える上で重要なポイントになると考えられます。

 

これからのオフィスには、見た目のデザイン性だけでなく、企業の未来と働く人をつなぐ「意味のある空間」がより一層求められていくでしょう。本レポートが、次のオフィスづくりを検討する際のヒントとなれば幸いです。次回のレポートもお楽しみに。

 

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