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2026.5.21

株式会社イトーキ様 ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA 見学レポート

株式会社イトーキ様 ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA 見学レポート
目次

 

先日、私たちは株式会社イトーキ様の青山にあるショールーム「ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA」にて開催された、グローバルブランドに関する勉強会に参加してまいりました。

 

東京・青山に位置する「ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA」は、このたび「未来の『働く』に、出会い、つくる場所。」をコンセプトにオープンしました。ここは単なる家具の展示場ではなく、外部クリエイターとの共創の場とも定義されています。

 

今回は、この新しい空間で私たちが体験した、世界中から厳選されたブランドの魅力についてご紹介いたします。

 

01. ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAの概要

名称:ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA
住所:東京都港区北青山1-2-3 青山ビル1F,2F
アクセス:東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目」0番出口直結
営業時間:平日 10:00~17:00
休館日:土日祝日、年末年始、夏季休業日

 

勉強会で特に興味深かったのがショールームで展開されているブランドの多くが、従来のオフィス家具に求められてきた「機能的」な側面だけではなく、人の感性に響く「情緒的」かつ「独創的」なポジショニングを重視している点です。

 

画一的なワークスペースではなく、ワーカーの創造性を引き出し、企業のアイデンティティを表現するための「尖ったデザイン」の数々を肌で感じることができました。

 

▲STELLAR WORKS(ステラワークス)の商品
▲STELLAR WORKS(ステラワークス)の商品

 

02.空間に命を吹き込むブランドのご紹介

ショールームでは、株式会社イトーキ様が手掛ける機能的な製品はもちろん、7つのグローバルブランドが展開されていました。今回はそのラインナップの中から、特に独創的な世界観を持ち、新たなインスピレーションを与えてくれるブランドをピックアップしてご紹介します。

 

■NII(ニー):イトーキ・オリジナルブランド

「Ingenious design—創意創発するデザイン」をコンセプトに、株式会社イトーキ様が展開するオリジナルブランドです。特に以下の製品は、そのコンセプトを強烈に印象付けていました。

 

―PARLAMENTO(パーラメント)


 

▲形が独創的なPARLAMENT(パーラメント)
▲形が独創的なPARLAMENT(パーラメント)

今回の見学で最も印象に残ったのが、この「PARLAMENTO(パーラメント)」です。水の波紋を連想させる有機的なフォルムを持つローソファで、どの位置に腰掛けても体に馴染むような心地よさがあり、つい座りたくなる不思議な魅力を持っていました。

 

特徴は、その形状が生み出す境界のゆとりと多用途性です。円型に配置すれば、自然と中心に向かって視線が集まる一体感のあるコミュニケーションスペースになり、一方でS字状に連結させれば、空間を緩やかに仕切りながらパーソナルな居心地を確保することも可能です。

 

座る人数の境界を明確に設けない設計は、今の時代に求められる自由で、縛られないワークスタイルそのものだと感じました。ワーカー同士の適度な距離感を保ちながら、心身ともに快適な仕事環境を支えてくれる、次世代のオフィス・スタンダードを感じさせる一脚でした。

 

―PIGNA(ピグナ)


 

▲松ぼっくりをモチーフにしたPIGNA(ピグナ)
▲松ぼっくりをモチーフにしたPIGNA(ピグナ)

こちらは松ぼっくりをモチーフにした独創的なフォルムが特徴のオフィス家具です。一目で空間に強いインパクトを残していました。特徴は鱗状の囲いであることです。一般的な囲いとは違い、通気性が良く光も通すので、閉鎖感を感じることがありません。実際に座ってみると、ソファの座面はゆったりと座れ、広々としているため、しっかりとリラックスできる印象でした。周囲の繋がりを絶つことなく、コミュニケーションを取ったり、一人で考えたり、心身をリセットしたりできる製品でした。

 

■MIZETTO(ミゼット)/スウェーデン:グローバルブランド

▲止まり木のようなMIZETTO(ミゼット)のLumber(ランバー)
▲止まり木のようなMIZETTO(ミゼット)のLumber(ランバー)

北欧らしい、優しくも洗練された機能するアートのようなブランドです。ブランド全体が淡いニュアンスカラーで統一されていて、空間に自然に馴染んでいる印象を受けました。角のない丸みを帯びたフォルムは、オフィス特有の緊張感をほぐしてくれるような優しさがありました。

 

特に「Lumber(ランバー)」という止まり木のような商品は、腰掛に使ったり、立ち止まったり、どんな場所でも自然に溶け込み、ワーカーのちょっとした合間の時間を豊かにしてくれるような心のゆとりを感じさせてくれました。

 

■esPattio(エスパティオ)/スペイン:グローバルブランド

▲地中海スタイルを表現したesPattio(エスパティオ)
▲地中海スタイルを表現したesPattio(エスパティオ)

スペインの伝統的な中庭「パティオ」の心地よさをオフィスに再現する、地中海スタイルを表現したブランドです。ショールームの白い空間に、テラコッタや淡いピンク、深みのあるブルーといった多彩なフレームとファブリックが並ぶ様子は、まさに陽光溢れる中庭のようでした。

 

特に写真にあるような、テーブルの脚や椅子のフレームまでカラーコーディネートされたスタイルは、従来のオフィス家具にはない独創的な美しさを放っています。単なるオフィス家具の枠を超えて、自由で活発的なひらめきを誘発する仕掛けそのものだと感じました。

 

また、柔らかな質感のカーテン越しに差し込む光と、家具の鮮やかな色彩が絶妙に調和しており、そこに置くだけで空間の温度が上がるようなポジティブなエネルギーも感じました。効率重視のワークスペースに、ワーカーのインスピレーションを刺激する情緒的な豊かさをもたらしてくれる一角となっていました。

 

▲柔らかい色味が特徴的
▲柔らかい色味が特徴的

 

■kettall(ケタル)/スペイン:グローバルブランド

▼外の気配を感じるkettall(ケタル)
▲外の気配を感じるkettall(ケタル)

スペイン発のアウトドア家具ブランドで、キャンプ用家具やビーチ用家具の販売から始まり、現在ではワークプレイス向けの製品を数多く展開しております。長年培われた高い金属加工技術と、職人技による繊細なテキスタイルの融合は、室内にいながらにして心地よい外の気配を感じさせてくれます。

 

実際の展示で目を引いたのは、丁寧に編み込まれたロープの質感や、空間に溶け込むような軽やかなフレームワークです。これらが組み合わさることで、室内特有の閉塞感を払拭し、まるで風が通り抜けるような外の心地よさをオフィスに持ち込んでいました。単なる休憩スペースの枠を超え、五感を心地よく刺激するその佇まいは、ワーカーの思考を自由に解き放ち、心身ともに健やかでクリエイティブな状態へと導くウェルビーイングな空間を象徴していました。

 

03. おわりに

今回の視察を通じて強く感じたのは、これからのオフィスづくりは、もはや事務作業をする場所という枠組みを大きく超え始めているということです。世界中のブランドが共通して提示していたのは、オフィス特有の閉塞感を払拭し、まるで屋外にいるような開放感や、自然の息吹を感じさせる心地よさでした。

 

これは、単なる流行のデザインというだけでなく、場所や形式にとらわれず、ワーカーがいかに自分らしく、開放的なマインドで働けるかを追求した結果、必然的に行き着いた時代の流れなのだと思います。

 

外と内の境界を緩やかに溶かし、五感を心地よく刺激する自由な空間こそが、これからのワークスタイルに新しいひらめきとウェルビーイングをもたらすはずです。今回肌で感じたこの鮮やかな空気感を、私たちらしい視点で、これからの空間提案や情報発信へと繋げていければと思います。

 

なお、今回ご紹介した株式会社イトーキ様の青山にあるショールーム「ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA」は、弊社のお客様も実際にご案内することが可能です。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。次回のレポートもお楽しみに。


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