鮮やかな色彩と開放感。企業の個性を映すオフィス

全国に拠点を展開されるシステムアイ様の大阪オフィス新設プロジェクトを、物件選定からご一緒させていただきました。お客様が特に重視されたのは、オフィスデザインが企業のブランドイメージを体現し、来訪されるクライアントへの印象はもちろん、採用活動におけるブランディングにも貢献する空間であること。そして、そこで働く社員のモチベーションを高めることができる環境でした。また、立地についても認知度の高いビルを選定することで、企業のブランド力向上と人材確保の両立を図っています。
 
デザインコンセプトは、以前に弊社が手掛けたシステムアイ様の本社デザインをベースとしています。その中で、大阪オフィスを象徴するキーワードとなったのが、鮮やかなビビットピンクです。本社会議室の一室に用いられていたこの印象的なカラーを、大変気に入っていただいたことから、メインカラーとして取り入れることとなりました。
 
そして、デザインにおいて最もこだわったのは、エントランスから足を踏み入れた瞬間に広がる景色です。シンプルでスタイリッシュなガラス張りのエントランスの先に広がるのは、執務室と同じほどの広さを持つ開放的なリフレッシュエリア。ピンクを基調としつつ、ビビットなグリーンとイエローを差し色に効果的に配し、空間全体を引き締めています。エントランスのフレームの中にこの3色をバランス良く収めるため、バーカウンターをあえて斜めに配置したのもポイントです。この工夫により、エントランスを一歩入ると、リフレッシュエリアの活気、鮮やかなカラーバランス、そしてその先に広がる眺望の良さが一体となり、個性的でありながらも爽やかな空間が広がります。
 
会議室にもピンクを大胆に使用していますが、部屋ごとにピンクのトーンを微妙に変えることで、それぞれの空間に異なる表情を持たせました。チェアやテーブルもお客様のこだわりが光る、個性的なデザインのものが選定されています。
 
プロジェクト終了後には、担当者様と代表取締役様から温かい感謝のお言葉をお言葉をいただき、大変光栄に感じております。この大阪オフィスが、システムアイ様のさらなる発展と、社員の皆様の豊かな働き方を支える拠点となることを心より願っております。