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天井まであるパーティションとは? 可動式パーティションなどの種類や選び方・注意点を紹介

天井まであるパーティションとは? 可動式パーティションなどの種類や選び方・注意点を紹介
「オフィス内に音漏れしにくい会議室を設けたい」「用途に応じて空間を柔軟に使いたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。近年はWeb会議の増加や機密情報を扱う場面が増えたことで、音への配慮や情報管理の重要性が高まっています。

こうした課題への対応として、天井まであるパーティションの導入が検討されるケースがあります。ただし、種類や仕様によって性能や使い勝手が異なるため、選定に迷う場面もあるでしょう。

この記事では、パーティションの種類や選び方、設置時の注意点について解説します。自社に合った空間づくりを進める際の参考にしてください。

【この記事で分かること】
  • ・天井まであるパーティションの基本的な仕組みと特徴
  • ・可動式など主な種類とそれぞれの違い
  • ・選定時や設置時に押さえておきたいポイント

天井まで届くオフィスパーティションとは?

天井まで届くオフィスパーティションは、空間を床から天井まで仕切ることで、会議室や休憩室などの独立したエリアを構築するために用いられます。「ハイパーティション」や「間仕切り壁」と呼ばれることもあります。

天井まで届くパーティションは、視線だけではなく、会話が周囲に伝わりにくい空間をつくれる点が特徴です。そのため、遮音性やセキュリティ性を高めやすく機密性が求められる会議や業務にも対応しやすくなります。

設置には、天井や床への施工が伴うため、専門業者による対応が求められます。導入を検討する際は、事前に仕様や設置条件を確認しておくことが重要です。

天井まであるパーティションの主な種類

天井まであるパーティションには複数の種類があり、用途や設置条件によって適したタイプが異なります。主な種類ごとの特徴を確認していきましょう。

可動式パーティション

可動式パーティションは、開閉や移動ができる構造を持ち、用途に応じて空間を広げたり区切ったりしやすい点が特徴です。主に引戸タイプ・折戸タイプ・レール移動型の3種類に分かれます。

可動式パーティション
01 引戸タイプ
引戸タイプは、パネルを左右にスライドさせて開閉する構造です。操作がシンプルで、日常的に出入りが多い会議室などでも使いやすいでしょう。
開放時に大きなスペースを取らないため、限られた空間でも動線を確保しやすくなります。下部にレールを設けないノンレール仕様の製品もあり、段差を抑えやすい点もメリットの一つです。

02 折戸タイプ
折戸タイプは、パネルを「くの字」に折りながら開閉する構造です。使用しないときはコンパクトにまとめて収納できます。
出入口の横に壁面スペースが少ない場所でも設置できる場合があり、どの位置からでも出入りしやすい点も特徴です。パネルを開けて複数の部屋をつなげて使えるため、大人数で利用するイベントスペースや多目的室にも適しています。

03 レール移動型(スライディングウォール)
レール移動型は、天井に設置したレールに沿ってパネルを個別に動かす仕組みです。使用しないときは端にまとめて収納でき、閉じた状態では壁に近い仕切りとして機能します。
端のパネルは開き戸として出入りに利用できる仕様もあり、会議や商談にも対応しやすい構造です。遮音性の高い素材を選べば、比較的静かな環境を整えられるでしょう。

欄間オープンタイプ(セミオープン)

欄間オープンタイプは、パーティションの上部に開口部を設けた構造です。空気が循環しやすいため、空調設備や消防設備の増設が不要となるケースもあります。

設備工事が少なくて済むためコストや工期を抑えやすい一方、密閉空間にはならないため防音性は高くありません。機密性が求められる会議室よりも、執務スペースや簡易的な区画に向いています。

欄間クローズタイプ(フルハイト)

欄間クローズタイプは、床から天井まで隙間なく仕切る構造です。外部への音漏れを抑えやすく、セキュリティ性も高いため、役員室や機密性の高い会議室に適しています。

ただし、空調や消防設備が遮られる場合があるため、設備の増設や調整が必要になることがあります。天井の仕様や照明・空調設備の位置などによって設置方法が変わり、工事内容やコストに影響する点にも注意しましょう。

適切なパーティションを選ぶ際のポイント

適切なパーティションを選ぶ際のポイント パーティションを選ぶ際は、複数の観点から検討することが重要です。特に「用途」「素材」「デザイン」の3点を整理しておくと、自社に合った選定がしやすくなります。

次からは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

用途に応じて可動式・固定式を選ぶ

パーティションは、使用目的に応じて可動式と固定式を使い分けることが重要です。用途に合わない選定をすると、使い勝手や運用面で支障が出ることがあるためです。

例えば、研修やイベントなどで空間を広く使いたい場合は、可動式パーティションが適しています。必要に応じて区画を変更できるため、柔軟なレイアウト運用ができるでしょう。

また役員室や会議室には、固定式パーティションが向いています。遮音性やセキュリティ性を確保しやすいため、安定した環境を整えやすいでしょう。

このように、それぞれの特性を踏まえて選ぶことで、用途に合った空間づくりができます。

素材ごとの機能性を比較する

パーティションは素材によって性能や用途が大きく異なるため、必要な機能に合わせて選ぶことが大切です。主な素材の特徴は次の通りです。

スチール:遮音性や断熱性、耐久性に優れており、機密性を重視する空間に向いている
アルミ:軽量で施工しやすく、レイアウト変更や移設を想定した空間に適している
ガラス:視線の抜けや明るさを確保でき、開放感を保ちながら空間を仕切りたい場におすすめ

またガラスは、すりガラスで視線を遮る2枚構造にして遮音性を高めるなど、仕様によって機能を調整できます。スイッチで透明・不透明を切り替えられる瞬間調光ガラスを採用する方法もあります。

デザイン性と採光性のバランスを考える

パーティションを選ぶ際は、デザイン性と採光性のバランスを意識することも重要です。見た目だけではなく、空間の快適さにも大きく関わるためです。

例えば、明るい色を選ぶと開放感を出しやすくなり、木目調はあたたかみのある印象を与えます。ブルー系の色は落ち着いた雰囲気をつくりやすく、会議室などにも取り入れられることがあります。このように、用途や企業イメージに合わせてデザインを選ぶことが大切です。

また天井まで仕切る場合は圧迫感が出やすいため、ガラスパネルを取り入れて光を確保する工夫も有効です。視線が気になる場合は、すりガラスやブラインドを組み合わせることで、明るさを保ちつつプライバシーを保護できます。

天井まであるパーティションを設置する際に確認すべき注意点

天井まであるパーティションを設置する際は、法令や設備、施工条件を事前に確認しておくことが重要です。特に欄間クローズタイプ(フルハイト)で個室を設ける場合、消防法に基づく届出や設備対応が必要となるケースがあります。

例えば、スプリンクラーや火災報知器の新設・移設が求められることがあります。また空間を完全に仕切ることで空調や照明が遮られるため、室内への設備増設も検討しなければなりません。さらに、天井や床に施工を行う場合は、ビルオーナーの事前許可が必要となることがあります。

その他にも、大型資材の搬入経路やエレベーターの使用可否の確認や、工事による騒音対策として夜間・休日作業の調整が必要になることもあります。建物ごとの規約や条件によって対応は異なるため、事前に確認を行い、計画的に進めることが大切です。

※参考

まとめ

天井まであるパーティションは、空間をしっかりと区切ることで、遮音性やセキュリティ性を高め、オフィスの使い勝手を向上させる設備です。可動式や欄間オープンタイプ、欄間クローズタイプなどの種類や素材によって特徴が異なるため、用途に応じて適切なものを選びましょう。

設置に当たっては消防設備や空調の調整、施工条件の確認など、専門的な対応が求められる場面もあります。こうしたポイントを踏まえて計画することで、使い勝手だけでなく、安全性や将来的な運用面にも配慮した空間づくりにつながるでしょう。

弊社では、現地調査をもとに課題を整理し、用途や働き方に合わせて、適切なレイアウトをご提案しています。パーティションの種類選定から設計・施工まで一貫して対応しているため、設備との調整や工事計画も含めてスムーズに進めやすい点が特徴です。オフィス環境の見直しを検討している場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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