
COLUMN
今さら聞けないフリーアドレスオフィスとは?メリット・デメリットと成功の秘訣を解説

フリーアドレスとは?
フリーアドレスをオフィスに導入するメリット・デメリットは

フリーアドレスでモニターの配置に困らないための3つの工夫
フリーアドレスオフィスでは、どの席でも快適に作業できる環境づくりが重要です。特にモニターの配置は、視認性・配線・共有性などに関わるため、工夫次第で作業効率や見た目の印象が大きく変わります。ここでは、モニター配置に悩まないための3つのポイントをご紹介します。① モニターアームを活用して柔軟に調整できるようにする
各席に固定設置するのではなく、可動式のモニターアームを導入することで、高さや角度を自由に変えられます。使用者ごとの姿勢や作業内容に合わせて最適なポジションを取れるため、首や肩の負担を軽減しつつ快適に作業できます。
② ケーブルマネジメントで配線をスッキリ整理
フリーアドレスでは、ノートPCや周辺機器の接続・取り外しが頻繁に発生します。デスク下や天板裏に配線ダクトを設け、電源タップやケーブルを一元管理することで、デスク上がすっきりし、誰が使っても快適な印象を維持できます。
③ 共用モニターやドッキングステーションを活用
これらの工夫を取り入れることで、フリーアドレスでも快適かつ整理されたワークスペースを維持でき、生産性の高い働き方が可能になります。
電話・代表番号はどうする?固定電話をやめるクラウドPBX活用法
フリーアドレスやテレワークの普及により、「オフィスの固定電話をどう運用するか」という課題を抱える企業が増えています。そこで注目されているのが、インターネット回線を利用して通話を行う**クラウドPBX(Private Branch Exchange)**です。従来のように席ごとに電話機を設置する必要がなく、スマートフォンやPCから代表番号での発着信や内線通話が可能になります。クラウドPBXを導入すれば、オフィス・自宅・出張先など、どこにいても同じ番号で応対でき、フリーアドレス環境やリモートワークとの相性も抜群です。また、自動振り分けや通話履歴管理、録音機能などを備えており、スムーズな顧客対応とチーム内共有を実現します。
弊社では、クラウドPBXサービス「SPICA」を取り扱っており、企業の規模や業種に合わせた柔軟な導入支援を行っています。電話設備のコスト削減はもちろん、業務効率化やセキュリティ強化にも貢献するソリューションとして、多くの企業様にご採用いただいています。
集中できない…社員の声から学ぶスペース設計のポイント
オフィスのフリーアドレス化やオープンスペースの導入が進む一方で、「人の話し声が気になる」「電話がしづらい」など、集中力の維持に課題を感じる社員の声も増えています。生産性を高めるためには、単におしゃれな空間をつくるだけでなく、集中・コミュニケーション・リフレッシュといった行動目的に応じたエリア設計が欠かせません。吸音パネルやパーティションによる音・視線の制御、集中ブースの設置、会話可能エリアとのゾーニングなど、働く人の声を反映した空間づくりが、快適で成果の出るオフィスを実現するポイントです。
フリーアドレス導入失敗事例と、未然に防ぐ方法は
フリーアドレスはどんな場合、オフィスに導入すべき?
フリーアドレス成功の秘訣!オフィス移転コンサルの見解
フリーアドレス導入でオフィス空間はこう変わった
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フリーアドレス化を進めたことで、オフィス空間でも大きな変化が起きました。まず、これまでよりもお洒落なデザインのオフィスになったことで、社員から好意的な声が寄せられました。最初は慣れないという人もいましたが、数か月もすれば慣れてスムーズに運用できるようになり、全体としては士気の向上につながっています。 また、グループ内にはオフィス空間以外にも、情報通信、システム関連、求人、動画制作、広告など異なる業務をもつ企業があります。フリーアドレス化によって共通のスペースで働くことで、組織を超えたコミュニケーションが取れるようになり、お互いの顧客を共有して新たな提案をするといったシナジー効果も生まれています。 組織単位だけでなく、個人単位でも変化が起きました。社員からは「同期同士など横のつながりが強くなった」ことや、「今までは顔を会わせることもなかった他の組織や部署の人たちと話すようになった」といった感想を聞きます。個人単位でもコミュニケーションの幅が広がることで、社内の活性化につながっています。 |
フリーアドレスを実際、オフィスに導入する際の流れは
オフィス空間でフリーアドレス導入時に作ったルール
オフィス見学でフリーアドレス導入の実例と運用を知る
よくある質問
フリーアドレスに向かない業種や部署はありますか?
はい、紙の書類を多く扱う部署や、専用機器を使うために固定席が必要な部署では、フリーアドレスの導入が難しい場合があります。ただし、グループアドレス制や一部固定席を併用することで柔軟に対応する方法もあります。
フリーアドレスの運用で社員の居場所はどう把握すればよいですか?
社員の居場所を把握するには、座席管理システムの導入や、チャットツールのステータス機能の活用が有効です。オフィス空間では、クラウドPBXを活用し、代表電話や内線の管理もスムーズにしています。
フリーアドレス化で電話対応はどうすればよいですか?
固定電話を撤廃し、クラウドPBXやソフトフォンを導入するのが一般的です。これにより、どの席に座っていても代表電話や内線の受発信が可能になります。
フリーアドレスにすると社員の集中力が下がりませんか?
集中力低下を防ぐためには、集中ブースやWeb会議用個室など多様なワークスペースを用意することが重要です。社員が業務内容に合わせて最適な場所を選べる環境づくりがポイントです。
フリーアドレス運用時に決めておくべきルールは何ですか?
固定席化を防ぐために、「同じ席に連続して座らない」「私物は必ずロッカーにしまう」といったルールを設定することが重要です。運用の効率化には座席予約システムの導入も効果的です。