「ビルが建て壊しになる」等の避けられない外的な要因以外の場合は、まずは移転とリニューアルを両方の観点から検討してみましょう。ただ、移転が望ましいのか既存のオフィスでのリニューアルが望ましいのか判断に悩んでしまう場合も多いですよね。以下の3つのポイントを考慮し、検討してみてください。
(1)一人当たりの坪数
一般的に、一人あたりの必要坪数は最低2坪と言われています。もちろん、レイアウトを工夫したり、フリーアドレスにしたりすることで、最低2坪という考え方に柔軟性を求めることもできます。その反対で、来客が多かったり、これから人数を増やしていく計画があったりする場合は、余裕をみて一人あたり2.5~3坪確保しておいた方が良いです。
現在のオフィスは、従業員数に適した坪数でしょうか?
もしも従業員数に対してオフィスが手狭に感じているなら、移転を検討することをおすすめします。
(2)ビルの耐久性
地震に強いビルを選択するためには、1981(昭和56)年の新耐震基準施行後のビルであるか、耐震補強工事が施されたビルであることがポイントです。BCP(事業継続計画=Business Continuity Plan)が問われる今日、社員の安全は経営の重要課題となっています。
現在のオフィスビルの耐震性能を今一度見直してみましょう。
(3)立地
土地によっては、そこにある企業のイメージが定着していることがあります。例えば、金融系の企業は丸の内・大手町に多くあり、IT系企業のオフィスは渋谷や六本木に集中する傾向があります。企業ブランドを強化したいと考えているなら、リニューアルよりも移転が有効です。
また、駅からの距離や交通の便が良いかどうかは人材確保の強化に繋がります。採用に悩みがある場合は、現在のオフィスの立地について考えてみてください。
費用が気になるという方は、リニューアルをした場合と移転をした場合の費用算出のご相談も承っております。まずは専門スタッフがヒアリングに伺いますので、お気軽にお問い合わせください。
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次のチャプターでは、オフィス移転を検討するお客様の理由として、よく挙がる要件を見ていきます。